女子バスケ日本代表・宮崎早織が来季現役引退を発表「次のステップで輝きたい」
女子バスケ日本代表の宮崎早織が2025-26シーズン限りで現役引退を発表。最後のシーズンで全力を尽くす意欲を語った。




宮崎早織、現役引退を発表
2025年5月15日、女子バスケットボール日本代表の宮崎早織(29、ENEOS)が、2025-26シーズン限りで現役引退することを都内で発表した。宮崎は2021年の東京オリンピックで日本バスケ界史上初となる銀メダル獲得に貢献し、昨年のパリ五輪まで日本代表として活躍してきた。
引退の決断
宮崎は引退の決断について、「ロサンゼルス五輪まではちょっと目指せないのかなっていうのが正直な気持ち。本当に自分が体力もあって元気があるときに潔く辞めたいなと思って決めた。次もまた自分のやりたいことをしっかり見つけて明確にしていきたいので、この決断に至ったというのが私の本音です」と語った。
最後のシーズンへの意気込み
宮崎は最後のシーズンについて、「最後の1年はENEOSで全力を尽くしたいという思いがある。選んでいただけたことに対しては嬉しいですが、チームに全てをかけて戦いたいという思いの方が強いので、しっかり話して決めていけたらいいなと思っています」と述べた。
バスケ人生を振り返る
プロキャリア11年目の宮崎は、これまでのバスケ人生について「苦しかったことが9割、楽しかったことが1割。その1割でその9割のしんどいことを乗り越えるっていうのがやっぱりバスケットの素晴らしいところだと思っています。バスケットを通してたくさんの人と出会っているので、私の人生の一部だと感じている。それがなくなってしまうのはすごく寂しいし、怖いですけど、勇気を振り絞って、また次のステップで輝いていきたい」と振り返った。
ファンへの感謝
最後のシーズンへの思いを笑顔で語った宮崎は、「1年を通してファンの人たちにたくさん恩返しと感謝をしていきたいなと思っています。絶対優勝してやめたいっていう思いはすごく強いですけど、どのチームもすごく強くタフな試合ばかりなので、大きな怪我なく笑顔でシーズンを乗り越えていきたいなと思っています」と意気込んだ。