Jリーグスタジアムの座席種類の現状

Jリーグ各クラブは、観戦スタイルの多様化に応じて、座席の種類を増やす取り組みを進めています。しかし、全てのクラブが同じように進んでいるわけではありません。今回は、Jリーグ全60クラブを対象に、座席種類が少ないクラブをランキング形式で紹介します。

ガイナーレ鳥取の座席構成

ガイナーレ鳥取の本拠地である「Axisバードスタジアム」は、座席種類が5種類と、Jリーグで6番目に少ないクラブです。座席の構成は以下の通りです：

• メインスタンド中央の「ロイヤルA（エリア指定席）」
• メインスタンド自由席
• バックスタンド自由席
• ゴール裏自由席（ホーム）
• ゴール裏自由席（アウェイ）

観客動員の課題

Axisバードスタジアムはサッカー専用スタジアムで、観客席とピッチの距離が近く、臨場感の高い観戦環境を提供しています。しかし、2025シーズンの平均観客数は2,349人と、J3下位水準にとどまっています。これは、全国で最も人口が少ない鳥取県に本拠を置くクラブにとって、集客が難しい状況を反映しています。

今後の展望

ガイナーレ鳥取は、J2時代の2013年には平均4,097人を動員した実績があります。現在はJ3で下位に低迷していますが、チームが勝利を重ねることで、観客数やスタジアムの盛り上がり、座席の多様化へとつながることが期待されます。