山田直輝の現役続行を支えた家族の言葉~Jリーグでの新たな挑戦
元日本代表MF山田直輝が家族の言葉に背中を押され、現役続行を決意。FC岐阜での新たな挑戦に臨む。

2024シーズン終盤、湘南ベルマーレでプレーしていた山田直輝(34歳)は、引退を考えていた。しかし、家族からの言葉が彼の心を動かし、現役続行を決意した。
引退を考えた背景
山田は2019年に湘南に復帰し、6シーズン目を迎えていた。毎年のように残留争いに巻き込まれながらも、湘南でのプレーを楽しんでいた。しかし、2024シーズンはこれまでとは違う息苦しさを感じていた。
家族の言葉が心を動かす
引退の気持ちを家族に伝えた際、娘からの「パパ、サッカー選手じゃなくなっちゃうの?」という問いかけに言葉を詰まらせた。さらに、妻からの「大好きで始めたサッカーを、もう少し、楽しんでやってもいいんじゃないの?」という言葉が、消えかけていたサッカーへの情熱を再燃させた。
FC岐阜での新たな挑戦
家族の言葉に背中を押され、山田は現役続行を決意。そのタイミングでFC岐阜からオファーを受け、新たな挑戦に臨むことになった。
トレーニングへの意欲
FC岐阜でのトレーニングに臨む山田は、フィジカルトレーナーとともに個別のトレーニングに取り組んでいる。若い頃からケガが多かった彼だが、年齢を重ねても現役を続ける選手たちを「バケモンだな」と笑いながらも、自身のプレーに意欲を燃やしている。
今後の目標
山田は「妻や娘の言葉を聞いて『このまま終わったら後悔するな』って思った瞬間に、消えかかっていた心の炎が、自分でもびっくりするくらい、今までにないほど、燃え上がったんです。そしたら今度は、一気に『現役を続けたい!』って思いが強くなって。そのタイミングで、岐阜に声を掛けてもらったこともあり、『やるぞ!』という気持ちになった」と語っている。
山田直輝の現役続行は、家族の支えと自身の情熱が結実した結果である。Jリーグでの新たな挑戦が、彼のキャリアにどのような影響を与えるのか、今後の活躍に期待が寄せられている。