【バドミントン】志田千陽&松山奈未ペア解消へ 世界選手権後に新たな挑戦 五十嵐有紗との新コンビ誕生
パリ五輪銅メダリストの志田千陽/松山奈未組が8月の世界選手権を最後にペア解消。志田は五十嵐有紗と新コンビ結成へ、松山は現役続行の方針を発表。日本バド界に新風吹き込む展開に注目。

トップペアの軌跡と新たな挑戦
志田千陽(27)/松山奈未(26)組が、8月25日開幕の世界選手権を最後にペア解消することを正式発表。2021年結成以来、世界ランク2位にまで上り詰めた黄金コンビの決断に注目が集まっている。
主要実績
- 2024年パリ五輪 女子ダブルス銅メダル
- 2025年全英オープン優勝(Super1000)
- アジア選手権準優勝
- 通算タイトル12勝(Super500以上)
コンビ解消の背景
松山は今年1月に「心身のコンディション調整」で休養を取得。復帰後も3月の全英制覇など高いパフォーマンスを維持していたが、「新たな刺激が必要」との判断に至った。日本バドミントン協会の田中信雄強化本部長は「選手のキャリア形成を尊重した判断」とコメント。
新戦力編成
志田は五輪混合ダブルス銅メダリストの五十嵐有紗(28)と新ペアを結成。スピード系プレースタイルの融合に期待が高まる。五十嵐は「攻撃的なスタイルをさらに進化させたい」と意気込みを語った。
今後の主要スケジュール
- 7/15 ダイハツ・ジャパンオープン(S750)
- 7/22 中国オープン(S1000)
- 8/25 世界選手権(パリ)
松山奈未:「4年間のパートナーシップに感謝。新天地でも日本バドミントンの発展に貢献したい」
次世代への影響
日本女子ダブルスは現在、世界トップ10に3組がランクイン。今回の再編が2028年ロサンゼルス五輪を見据えた戦略的配置転換となる可能性が高い。次期代表監督候補の潮田玲子氏は「選手の自主性を重んじた新時代の形」と評価している。