全国中学生テニス選手権 女子シングルス&ダブルスに新星誕生! 塩見渚&川合/寺内ペアが頂点へ
第52回全国中学生テニス選手権大会で、啓明学院・塩見渚がシングルス制覇、富士見丘ペアがダブルス圧勝。次世代スターの躍進と熱戦の全容をレポート。

大会ハイライト
2025年8月21日、福岡・博多の森テニス競技場にて開催された第52回全国中学生テニス選手権大会最終日。女子部門では熱戦の末、シングルス・ダブルスともに新たな王者が誕生した。
シングルス決勝:冷静沈着なストロークが光る
兵庫県代表の塩見渚(啓明学院3年)は、鋭いベースラインプレーで試合を支配。準決勝では柴山那奈(山陽女学園)を6-0で圧倒し、決勝では阪口心乃(にじの丘中)の粘りを6-2で封じ込めた。特にバックハンドダウンザラインの精度が勝敗を分けた。
ダブルス決勝:完璧な連係プレー
東京・富士見丘中の川合奈緒/寺内慈ペアは、前衛の寺内の鋭いボレーと川合の安定したストロークが絶妙に融合。決勝では千葉代表ペアを6-0で下し、大会通じて1セットも落とさない強さを見せつけた。
注目選手の戦術分析
- 塩見渚:深いリターンで相手をコート奥に追い込み、鋭いアングルショットでポイントを奪取
- 川合/寺内ペア:サインプレーを駆使したネット詰めのタイミングが他校の模範に
次世代への期待
今大会では1年生選手の活躍も目立ち、特に柏市立田中中の鈴木美空(2年)がダブルス準優勝。2026年シーズンに向けて新たなライバル関係の構築が期待される。
大会データ
- 参加校:全国47都道府県から128校
- 観客動員数:延べ8,200人(新型コロナ対策後最多)
- 平均ラリー数:シングルス7.2回/ダブルス5.8回
※試合結果詳細はテニスマガジン公式サイトで公開中