カーリングチーム京都 CA の紹介

チーム京都 CA は、30 歳から 61 歳の男子 5 人で構成されています。平日は公務員や団体職員、会社員として仕事に励み、週末ごとに府内のアイススケート場でハードな練習を重ねています。

カーリングの魅力に取り込まれる

メンバーの 1 人で府庁に勤務する柚木広介さんが競技を始めたのは 10 年前です。当時の京都には専用施設どころか年間を通して練習できる施設すらなく、冬季限定の京都アクアリーナが使用できなくなる春から秋にかけては、競技環境の整った東日本エリアに自費で遠征する以外に腕を磨く方法はありませんでした。

全国切符を手に入れる

京都にいながら通年練習できるようになったのは 2019 年に木下アカデミー京都アイスアリーナができてからです。これにより練習量が増え、柚木さんらメンバーの技術は向上しました。チーム京都 CA は昨年 11 月、西日本カーリング選手権大会決勝でライバルの岡山 CA を撃破。京都の男子チームとしては 6 年ぶりとなる全国切符を手に入れました。

日本カーリング選手権大会での挑戦

実は柚木さんが日本選手権大会に出るのは 6 年前に続いて 2 度目です。この時は緊張し過ぎてプレーが空回りし、チームも 8 戦全敗に終わりました。今大会開幕前のインタビューで柚木さんは「当時、心の中に残ったのは悔しさだけ。もちろん今大会も強豪ばかりで、簡単にいかないのは分かっている。それでもあの時の自分とは違うし、チームのみんなも力をつけている。京都の地でカーリングに注いできた情熱を全て出し切りたい」と意気込みを語りました。

日本カーリング選手権大会の結果

チーム京都 CA は 2 月 2 日に開幕した日本カーリング選手権大会 1 次予選リーグ C ブロックで計 4 チームと戦い、0 勝 4 敗で予選敗退となりました。大会最終日の 2 月 9 日夜、柚木さんから記者のもとにこんなメールが届きました。「2 度目の日本選手権でしたが、結果は前回と同様、全敗という結果になりました。ただ前回と異なり、通用した部分も多く、全試合で途中まで食らいついていけるなど、多くの収穫があった大会でした。今回得た反省点を改善し、再びチャレンジしたいと思っております」