早大・伊藤樹が東京六大学史上初のサヨナラノーヒットノーランを達成!令和初の快挙
早稲田大学の伊藤樹投手が東京六大学野球春季リーグ戦で史上初のサヨナラノーヒットノーランを達成し、令和初の快挙を成し遂げました。

2025年5月19日、神宮球場で行われた東京六大学野球春季リーグ戦第6週の早大対明大戦で、早稲田大学の伊藤樹投手がリーグ史上25人目(26度目)の無安打無得点試合を達成しました。この試合は、早大がサヨナラ勝利を収め、1勝1敗とした記念すべき一戦でした。
試合のハイライト
- 伊藤樹の活躍: 伊藤樹投手は、5四死球を許しながらも打者32人を封じ、無安打無得点の偉業を達成。9回表2死の場面で、明大の小島河打者が放った大飛球を左翼手の寺尾が好捕し、ノーヒットノーランを守り抜きました。
- サヨナラ勝利: 9回裏、早大の寺尾打者がサヨナラの左前適時打を放ち、試合を決めました。これにより、伊藤樹投手は史上初のサヨナラノーヒットノーランを達成しました。
伊藤樹のコメント
「風があったので、嫌だなと思いながら(打球を)見ていた。ギリギリで捕ってくれたので安心しました」と伊藤樹投手は試合後のインタビューで語りました。また、「人生で初めてのノーヒットノーラン。本当にやってしまったなという感じ」と感無量の表情を見せました。
監督の決断
8回に無死一塁で打席が回り、代打を送ることも考えられましたが、小宮山悟監督は「ノーヒットノーランを続けている選手を代えるなんて業を犯してはいけない」と迷わず伊藤樹投手を続投させました。この決断が、史上初のサヨナラノーヒットノーラン達成につながりました。
今後の展望
伊藤樹投手は、仙台育英高校時代から投手のスキルとセンスを磨き、早稲田大学では伝統の一球入魂の精神を学びました。ロッテの榎康弘アマスカウトディレクターも「勝てる投手」と評価しており、今後の活躍が期待されます。
この試合は、100周年を迎えた東京六大学野球リーグで令和初のノーヒットノーランとして歴史に刻まれました。