慶大野球部、新人戦4連覇達成!清原勝児が父の名曲「とんぼ」を背に奮闘
慶大野球部が新人戦4連覇を達成。清原勝児が父・清原和博の名曲「とんぼ」を背に奮闘し、今後のリーグ戦への意欲を語った。

2025年6月18日、神宮球場で行われた東京六大学野球新人戦の決勝戦で、慶大が1-0で明大を破り、4連覇を達成した。試合のハイライトは、四回先頭で一宮知樹外野手(1年・八千代松陰)が左中間への二塁打を放ち、その後相手の暴投で先制点を挙げた場面だった。
先発の鷲見旺宥投手(2年・岐阜)は5回無失点で粘りの投球を見せ、松井喜一投手(2年・慶応)と水野敬太投手(2年・札幌南)も無失点でつなぎ、1点を守り切った。
1-0の七回2死では、清原和博氏(57)の次男・勝児内野手(1年・慶応)が代打で登場。父の現役時代の登場曲だった長渕剛「とんぼ」を先輩たちが歌う中で打席へ入った。この打席は空振り三振に倒れたものの、その後三塁の守備へ就き、九回の2打席目は四球を選んで出塁。「すごいタフな試合だったんですけど、誰かが欠けたら勝てなかったと思う。この経験を生かしてリーグ戦で勝てるように」と力を込めた。
慶応の23年夏の甲子園V主将である大村昊澄内野手(2年)は、この新人戦でも主将を務め、「連覇のプレッシャーはかかっていたんですけど、結果を残すことができた」と安堵の表情で振り返った。
慶大野球部の4連覇は、チーム全体の結束力と若手選手の成長が大きく寄与した。今後のリーグ戦での活躍が期待される。