早大・伊藤樹、ノーノーの翌日に救援登板で勝利を呼び込む!小宮山監督が語る舞台裏
早大のエース・伊藤樹がノーノーの翌日に救援登板し、勝利を呼び込んだ。小宮山監督が語る舞台裏と今後の展望を紹介。

早大・伊藤樹、ノーノーの翌日に救援登板で勝利を呼び込む
東京六大学野球春季リーグ第6週第3日(20日、神宮球場)で、早大が延長十回、8―6で明大を破り、2勝1敗としました。これにより、勝ち点3で明大に並びました。
前日19日の2回戦で無安打無得点試合を達成した早大のエース・伊藤樹投手(4年、宮城・仙台育英高)が、九回1死一塁から救援登板し、1回⅔を投げて無安打無失点の好投で勝利を呼び込みました。
小宮山監督が語る舞台裏
伊藤投手の活躍について、小宮山監督は「本来であれば投げられる状態ではなかった。そんな中、よく頑張った」と手放しで称賛しました。
伊藤投手は前日の2回戦で106球を投げ、無安打無得点試合を達成しましたが、15日の練習後に38度の高熱が出て、練習もできない状態だったことが明らかになりました。
延長戦での活躍
この日は登板を予定していなかった伊藤投手ですが、九回に3点を奪われ同点とされ、なおも1死一塁の場面で捕手の吉田瑞が「樹で。一番信用している投手」と小宮山監督に投手交代を進言。指揮官も「樹で負けた方が納得する」と右腕にマウンドを託しました。
伊藤投手は延長十回に右前適時打を放つなど、投打で存在感を発揮。3季連続優勝へ望みをつなぎました。
今後の展望
小宮山監督は「いろんな知恵を絞りたい」と31日から始まる早慶戦を見据えています。早大の今後の活躍に期待が集まります。