早慶戦で慶大が敗北、守備の乱れが響く 東京六大学野球春季リーグ
慶大は守備の乱れから早慶戦で敗北し、春季リーグを5位で終了。外丸主将がチームの弱さを振り返り、秋のリーグ戦での巻き返しを誓う。

2025年6月1日、神宮球場で行われた東京六大学野球春季リーグ最終週第2日、慶大は早大に5-6で敗れ、春季リーグを5勝7敗、5位で終了した。試合は慶大の守備の乱れが大きく響き、勝ち越しを許す結果となった。
慶大は4点を追う四回、1死一、三塁から林純が右前適時打を放ち、2死一、二塁で代打森村も左前適時打を放ち2点を追加。七回には2死一、二塁から中塚が初球を振り抜き、中前2点適時二塁打とした。最大4点差を振り出しに戻したが、八回の林純の悪送球で勝ち越しを許し、九回二死満塁で横地が一飛。好機を生かすことができなかった。
堀井監督は「勝ちか負けしかない。勝ちきれなかったに尽きる」と悔しさをにじませたが、「選手は一生懸命やってくれた」とねぎらった。外丸主将は「自分たちの弱さが勝負どころに出たシーズンだった」と唇をかんだ。秋のリーグ戦での巻き返しへ、前日に8回2失点の好投で今季6勝目をあげ、この日も登板した同学年の早大・伊藤樹の名前を挙げ「樹のようなチームをマウンドから引っ張るピッチングを秋には見せたい」と前を向いた。
慶大は今シーズンの課題を克服し、秋のリーグ戦での巻き返しを目指す。早慶戦での経験を糧に、チーム全体の成長が期待される。