【DeNA東克樹】悪天候をものともしない7回3失点の粘投!6勝目で証明した逆境突破力 五十嵐氏絶賛「真のエースの仕事」
DeNA・東克樹が雨の中での粘り強い7回3失点投球で今季6勝目を挙げ、五十嵐亮太氏から「真のエースの仕事」と絶賛された。悪条件を跳ね返す投球内容とチーム連勝記録更新の意義を分析。

雨の横浜で光った左腕の底力
▼悪条件を逆手に取った投球術 2025年6月3日、横浜スタジアムで行われた楽天戦。1時間の開始遅延と降雨継続という悪条件の中、DeNA・東克樹は7回102球3失点(自責点2)の粘投を見せた。
- 2回表:降雨で滑るマウンドを巧みに利用し、内野ゴロの連発で危機脱出
- 4回表:視界不良の中での精密な外角攻めで三振斬り
- 6回表:最大のピンチ(無死1・3塁)をチェンジアップで切り抜ける
▼データが語る投球の質 | 指標 | 数値 | リーグ順位 |
---|---|---|---|
クオリティスタート率 | 85% | 1位 | |
被長打率 | .325 | 3位 | |
得点圏被打率 | .218 | 2位 |
五十嵐亮太氏が分析する「勝利の方程式」
フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』で五十嵐亮太氏は次のように指摘:
「降雨時のボールの滑りを逆に利用したスライダーの角度が絶妙。通常時より20cm以上低いリリースポイントから放たれる変化球が打者のタイミングを狂わせた」
戦術面での進化点
- 雨天用に調整したシューズのグリップ力
- 捕手・山本祐大との新開発サイン体系
- ランナー出塁時のクイックモーション改良
連勝街道の原動力となる"東効果"
DeNAの5連勝中、東の登板時チーム得点支援率(RS/9)が9.8とリーグトップクラス。次回先発は6月9日の中日戦が予定されており、"雨男"の異名を返上する好機が訪れる。