プロ野球史上最も偉大なキャッチ:山森雅文の伝説的プレー
山森雅文が1981年に見せたフェンスによじ登っての本塁打キャッチは、プロ野球史上最も偉大なプレーの一つとして語り継がれています。

1981年9月16日、西宮球場で行われたロッテ戦での一幕。山森雅文は、ロッテ弘田澄男の打球が左翼へ高く上がった際、フェンスによじ登って見事なキャッチを決めました。このプレーは、プロ野球史上最も偉大なキャッチとして米野球殿堂でも紹介されています。
山森は当時、プロ3年目の20歳で、守備固めが中心ながら100試合以上に出場し、自信をつかみかけていました。大熊忠義コーチの提案で、フェンスに登って本塁打をキャッチする練習を始めました。
練習では、フェンス最上部を平均台のように使い、歩く練習までしていました。山森は「田舎で育ったもので、木から木へ飛び移ったりするのは子どもの頃、よくやってたんです」と語り、生来の身のこなしがこのプレーを可能にしました。
このキャッチは、山森の敏捷性と練習の成果が結実したもので、プロ野球ファンに大きな衝撃を与えました。山森のプレーは、今でも多くのファンに記憶されています。