リーズでの成功とプレミアリーグへの期待

田中碧は、イングランド・チャンピオンシップ（2部相当）のリーズをプレミアリーグ昇格に導いた。加入1年目で43戦5得点を記録し、ベストイレブン、クラブMVP、ファン投票の年間最優秀ゴール賞という個人“3冠”を獲得した。田中は、「昇格することだけのために来たので、自分が求めていたものという意味では100点かな」と語り、自身のパフォーマンスに満足している。

プレミアリーグでの挑戦

来季は世界最高峰のプレミアリーグに初挑戦する田中。「できる限り長くプレーしたい。38試合に全てスタメンで出ることはあまり考えてない」と語り、リーグの厳しさを認識している。また、同じ川崎市出身で小学生時代からチームメートだった三笘薫（ブライトン）との対戦にも期待を寄せている。

日本代表とW杯への意欲

田中は、日本代表としての活動も精力的に行っており、来年の北中米W杯への意欲を語った。「プレミアで1年頑張って、やることをやれればW杯でも活躍できると思ってる」と、自身の成長とチームの成功を願っている。

今後の目標

田中は、「本気で優勝したいと思って挑める」と、W杯での優勝を目指す意欲を示した。前回のW杯では1次リーグ・スペイン戦で決勝ゴールを挙げ、チームを16強に導いた経験を活かし、今度はさらに上を目指す。

田中碧のプロフィール

田中碧は1998年9月10日、川崎市生まれ。26歳。さぎぬまSCから小3で川崎の下部組織に入団し、2017年にトップチーム昇格。2021年6月にドイツ2部デュッセルドルフに移籍、2024年8月からイングランド2部リーズ所属。2021年東京五輪に出場し、2022年カタールW杯1次リーグ・スペイン戦で決勝点を挙げ、16強進出に貢献した。代表通算32戦8得点。利き足は右。180センチ、75キロ。