夏の甲子園地方大会「死のブロック」激戦予想!強豪校同士の早い段階での激突に注目
2025年夏の甲子園地方大会で強豪校同士が早い段階で対戦する「死のブロック」に注目。茨城、埼玉、千葉など各地の激戦区を紹介。

茨城大会:土浦日大の苦戦予想
2023年夏の甲子園でベスト4に入った土浦日大は、今回も「死のブロック」に組み込まれた。初戦は鉾田二と水戸商の勝者と対戦。水戸商は夏の甲子園出場10回の古豪で、初戦から厳しい戦いが予想される。勝ち上がれば、3回戦で鹿島学園、4回戦で霞ケ浦、準々決勝でつくば秀英と次々と茨城の強豪との対戦が待ち受ける。
埼玉県:浦和学院の山場
春の県大会優勝校・浦和学院は初戦で本庄第一と対戦。本庄第一はエースの米田爽真投手を擁し、打線も活発なチームだ。ここを突破すると、4回戦ではセンバツベスト4の浦和実と対戦する可能性がある。浦和実のエース・石戸颯汰投手の出来がカギとなる。浦和学院は2年ぶりの甲子園を目指し、この2試合が前半戦の山場となるだろう。
千葉:市船橋の大型チーム
春季大会ベスト4の市船橋は、初戦で光英VERITASと船橋北の勝者と対戦。勝ち上がれば3回戦で市原中央と野田中央の勝者と顔を合わせる。4回戦では千葉明徳など、私学の強豪校と当たる可能性がある。今年の市船橋はプロ注目スラッガー・花嶋大和捕手に加え、140キロを超える投手が4人も揃う大型チームだ。
山梨:日本航空の不運
昨夏甲子園出場の日本航空は、昨秋、今春ともに初戦で山梨学院とぶつかり、いずれも初戦敗退。今大会はいきなり優勝候補に挙がる東海大甲府との初戦が決まった。今年の日本航空は147キロ右腕・柳澤拓輝投手を中心に好投手が揃い、関東の強豪校との練習試合でも好投をみせている。
京都:熾烈な組み合わせ
春優勝の京都共栄は同志社国際と対戦。同志社国際は大型遊撃手・フォーク黒田レイモンド豪内野手を擁するチームだ。4回戦では昨夏全国優勝の京都国際と対決する可能性がある。京都国際は春季二次予選で龍谷大平安に敗れたが、優勝候補として推す声も多い。
新潟:中越の連合チーム戦
春季県大会優勝の第1シード・中越は初戦で連合チームと対戦。勝利すると、日本文理と開志学園の勝者と戦うことになる。
広島:英数学館の険しい道
春季広島県大会で広陵を破り、初優勝を収めた英数学館は、初戦で並木学院と市呉の勝者とぶつかる。3回戦ではセンバツベスト8の広島商と対戦する可能性がある。その後も強豪と当たる組み合わせが続く。春はプロ注目の147キロ右腕・藤本勇太投手が県大会5試合で5完投しているが、酷暑の夏では新戦力の浮上が課題となる。
まとめ
今回の地方大会では、強豪校同士が早い段階で対戦する「死のブロック」が各地で現れ、勝ち抜くための戦いが一層厳しくなっている。各校の戦略と選手たちの力が試される夏が始まる。