東京学芸大学バレーボール部の躍進:木下柊人主将のリーダーシップとチームの成長

東京学芸大学バレーボール部が東日本インカレで4位に入賞した背景には、木下柊人主将のリーダーシップとチーム全体のサーブ強化があった。

東京学芸大学バレーボール部の躍進

2025年の東日本インカレで、東京学芸大学バレーボール部は見事に4位に入賞しました。この躍進の背景には、主将・木下柊人(4年、東京学館新潟)のリーダーシップと、チーム全体のサーブ強化が大きく寄与しています。

木下柊人主将のリーダーシップ

木下主将は、チームの中心として常に前を向き、仲間たちを鼓舞してきました。特に、東日本インカレでの3位決定戦の後、彼は次のように語りました。

「今回の東日本インカレは初戦からきつい当たりだったけど、しっかり勝ち抜いて昨日(準決勝)、今日もフルセットまで戦ったことに自信を持とう。でも、だからこそ、このフルセットは絶対に勝たなきゃいけない試合でもあったから、力をつけるために。ここから半年、きついこともあると思うけど、その先に勝って喜べる未来が待っているから、秋季リーグと全日本インカレで力を発揮できるように、また1から頑張っていこう」

サーブ強化によるチームの成長

昨秋の2部優勝を経て、1部復帰を果たした東京学芸大学は、春季リーグで8位となりました。しかし、東日本インカレでは準決勝まで進むことができました。その要因の一つが、チームとして強化を重ねてきたサーブです。

春季リーグでは、木下主将がサーブ賞を受賞しました。また、東日本インカレ準々決勝の早稲田戦や準決勝の筑波戦でも、アウトサイドヒッターの木下や堤凰惺(2年、福井工大福井)、セッター・森日々輝(2年、川内商工)のサーブでブレイクを重ねました。森が今大会でサーブ賞を受賞したことも、〝サーブの学芸〟を象徴する出来事でした。

髙橋宏文監督の評価

髙橋宏文監督は、チームの躍進について次のように語っています。

「とにかく1部でトップを取ろう、と4年生を中心にやってきた結果、木下が(春季リーグで)サーブ賞を取った。そこからチームとして、どういうコンセプトに基づいて戦っていくか。意識を共有した練習ができていました。練習自体もキャリアやレベルにかかわらず、全員が同じ練習をするので、ハードだと思います。でも、4年生が中心になって全員を鍛えようとしているし、先頭に立ってまず自分たちがやる。一つひとつのプレーも見過ごさずに注意して、彼らの発するエネルギーの高さがポジティブな方向に働いて、いいエネルギーが充満していました」

東京学芸大学バレーボール部は、今後もさらなる高みを目指して、秋季リーグと全日本インカレでの活躍が期待されています。

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