野球観戦の高騰する費用

大谷翔平の活躍に沸くMLBとロサンゼルス・ドジャース。しかし、野球観戦の費用は年々高騰しており、家族4人での観戦には平均14万円以上かかるという。この背景には、アメリカ社会で深刻化する経済格差と高インフレがある。

大谷翔平のボブルヘッドデー

2025年4月2日、大谷翔平のボブルヘッドデーが開催された。この日、ドジャースのチケットは「ダイナミック・プライシング」により高騰し、3塁側の一番上エリアでも150ドル（約2万1000円）に達した。家族4人での観戦では、チケットだけで600ドル（約8万5000円）、さらにホットドッグや飲み物、お土産などを購入すると1000ドル（約14万円3000円）を超える。

経済格差とインフレの影響

野球観戦の費用が高騰する一方で、カリフォルニア州の35%の家庭が家計赤字に陥っている。このような状況下でも、大谷翔平の試合には5万人以上が来場し、チケットだけで1日1000万ドル（約14億円）近い売り上げを記録した。

大谷翔平のマーケティング効果

大谷翔平の首振り人形は、日系企業クライアントに大変喜ばれる。首振り人形を配布する試合に参加することで、選手の人気度合いを把握し、マーケティング調査にも役立てている。

ロサンゼルスの現実

4月19日付けのロサンゼルスタイムズの記事によると、野球観戦の費用が高騰する一方で、多くの家庭が経済的な苦境に立たされている。このような状況は、アメリカ社会の経済格差とインフレの深刻さを如実に物語っている。