新潟医療福祉大学女子駅伝チーム、過去最高順位を目指す強力な戦力で挑む

新潟医療福祉大学女子駅伝チームが、全日本大学女子駅伝で過去最高順位を目指し、強力な戦力で挑む様子を紹介。

新潟医療福祉大学の挑戦

2025年7月5日、長野県の佐久総合運動公園陸上競技場で開催された全日本大学女子駅伝北信越地区選考会において、新潟医療福祉大学が14回連続の出場を決めました。本戦では、過去最高となる15位を目指し、総合力の底上げをさらに示すことを目標としています。

選考会のハイライト

選考会は5000mを走り、各大学上位6人の合計タイムを競う形で行われました。この日は、計20人が出場する中、新潟医療福祉大と金沢学院大学の一騎打ちとなりました。レースが始まると、新潟医療福祉大の福原陽(3年、十日町)と清水杏夏(4年、昌平)に加え、金沢学院大の阿部和夏(1年、十日町)ら計7人がトップ集団を形成し、1000mを3分23秒で通過しました。集団は徐々にばらけていき、1500m周辺で阿部が離れ、清水がトップに立ちました。2500mあたりで清水の独走になり、そのまま17分04秒9でフィニッシュしました。2着には、序盤に1位集団から遅れたものの、後半に追い上げた新潟医療福祉大の風呂美祐羽(2年、高岡商業)が入り、清水とともにワンツーフィニッシュを飾りました。

過去の実績と今後の目標

5月にあった北信越インカレでは、新潟医療福祉大の選手で5000mの表彰台を独占し、10000mでも1位と2位を占めました。チームとしては盤石で臨んだレースでしたが、ゴールした清水は、16分40秒を切るという目標に届かなかったことを悔しがりました。「1000mと2000mは後輩にペースを作ってもらったんですが、ペースを上げることができず、タイムには納得できません」と課題を口にしました。

ラストイヤーの意気込み

5000mのベスト記録は16分15秒。ラストイヤーとなる今季は、15分台を出すことを目標に据えています。高校時代は、なかなか自己ベストを更新できませんでしたが、大学に入って距離を積み重ねる練習が増えたのとともに、1500m、3000m、5000mでベスト記録を更新し、大きく成長を遂げました。毎年、冬にけがをして、春先は調子があがらないことが多く、今年の北信越インカレも万全ではない形で出場していました。「やっと練習を積めてきたかなという段階です。これから頑張っていきたいです」と笑顔で語りました。

風呂美祐羽の活躍

終盤に追い上げて2着となった風呂は、北信越インカレの1日目にあった10000mで2位に入り、翌日の5000mでも3位に入るタフさを持っています。この日のレースについては「最初からあまり飛ばさないようにして、徐々にペースを上げていきました」と振り返りました。レースの終盤で、自らペースを上げて2位に入った点を評価しつつも、目標タイムに及ばなかったため、自己採点は厳しめの「40点」。「本戦では自分がどの区間を走るか分かりませんが、メンバーに選ばれたら、しっかりチームに貢献できる走りで、富士山駅伝にも出場できるように頑張ります」と語りました。

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