【西武】セデーニョの復帰後も続く苦悩、速球対応の課題が浮き彫りに
西武のセデーニョが復帰後も速球対応の課題を克服できず、苦悩が続いている。詳細な試合内容と今後の課題を解説。

西武は22日の楽天戦(楽天モバイル)に1ー2でサヨナラ負けを喫し、貯金を「4」に減らした。最後は9回一死三塁から3番手のウィンゲンターが宗山に犠飛を献上。先発した武内は8回途中まで1失点、8奪三振と好投したものの勝敗はつかなかった。
チームにとっての課題は、主砲候補のレアンドロ・セデーニョ内野手(26)の不振だ。開幕から一軍で出場を続けたが、打率1割8分9厘、1本塁打、7打点と低調で4月23日に登録抹消。二軍戦の11試合で打率4割9厘、4本塁打、11打点と結果を残し、今カードから「5番・DH」で復帰したものの2試合で2三振を含む7打数無安打と快音は聞かれない。
西口文也監督(52)は抹消期間中にセデーニョの課題について「(二軍で)ホームランは出ているけど、もっと速い球をさばけなければ」と口にしていたのだが…。約1か月ぶりに舞い戻った一軍の舞台でも速球への対応を克服できたとは言い難い状況だ。
この日の試合でも相手先発・ハワードが投じた全7球のうち6球が直球。徹底的に弱点を突かれて空振り三振、左飛、右飛と抑え込まれた。そして、同点の8回二死一、三塁で回ってきた絶好の勝ち越し機では屈辱の代打・平沼を送られた。
オリックスに在籍した2年間のNPB経験を買われ、推定年俸1億6000万円で補強した主砲候補の苦悩は続く。