有原航平の復活へ!ソフトバンクの大黒柱が目指す〝勝利の瞬間〟
ソフトバンクの有原航平投手が復活を目指し、チームの勝利に貢献するための鍵を探る。

有原航平の現状と課題
ソフトバンクの有原航平投手(32)は、今シーズン苦しい戦いを続けている。昨年14勝で最多勝を獲得し、開幕投手に任命された彼だが、今シーズンは開幕から2か月でわずか2勝と、期待に応えられていない。防御率4.35という数字もさることながら、チームを勝利に導けていないことが重くのしかかっている。
本拠地での苦戦
特に本拠地での白星はいまだゼロ。登板日のチーム勝敗で見ても1勝4敗と、福岡のファンから大きなため息が出ても仕方がない結果だ。前回登板の日本ハム戦(5月27日、みずほペイペイ)では7回まで好投も、8回に自らの失策も絡み決勝点を与えて敗戦。本拠地には重たい空気が漂った。
復調の兆し
チーム内からは「復調の兆しは見えてきている」といった声も聞こえる。しかし、結果が出ないことには復活とは言えない。倉野投手コーチは有原にとっての結果とは「自身の白星」よりも「チームの白星」だと語った。
チームの勝利への飢え
有原の発言からもチームの勝利に飢えていることがわかる。この日の取材対応では交流戦に関する質問も飛んだが、「(カード)頭で投げさせてもらってなかなか勝てていない。本当にそこはすごく感じている。しっかりチームが勝てるようにしなきゃいけないと思うので。もう本当、そこだけ意識してやりたい」と、まずチームの勝敗を口にした。
今後の展望
チームは13年ぶりとなるBクラスでの交流戦突入。大黒柱の復調なくして上位進出なし。試合後の勝利のハイタッチ、それこそが右腕復活への特効薬に違いない。