阪神・佐藤輝の確信歩きが招いた痛恨の敗戦:プロ野球の基本を再確認
阪神の佐藤輝が確信歩きで全力疾走を怠り、痛恨の敗戦を招いた。プロ野球の基本を再確認する重要性が指摘される。

阪神の連敗と佐藤輝の確信歩き
阪神は2試合連続のサヨナラ負けで、今季初の6連敗を喫した。2カード連続3連敗は2022年8月以来3年ぶりの不名誉な記録となった。特に注目されたのは、延長十一回の攻撃で右翼に特大飛球を放った佐藤輝明内野手(26)の確信歩きだ。彼は打った瞬間に本塁打を確信し、全力疾走を怠った結果、シングルヒットに終わった。
評論家の指摘
デイリースポーツ評論家の中田良弘氏は、「チームを勢いづかせる全力プレーをする4番の姿を見せてほしかった」と指摘した。同点の延長十一回で、先頭打者・佐藤輝が中堅フェンス直撃の打球を放ったものの、単打に終わった。打った瞬間、本塁打を確信して歩いていたように見えたが、今回のようなケースも考えられるのだから、全力で走らなければならない。
基本の重要性
「打ったら走る」というのは、プロ野球の基本中の基本だ。何も、打者ならホームランを打て、投手なら三振を取れ、という難題を言っているのではない。連敗中の重い空気を打破するためには、チームを勢いづかせる全力プレーが必要だ。
打線全体の問題
打線全体で言えば、6連敗がスタートした10日・日本ハム戦から2得点以下が5試合続いている。この間、阪神は「今年の戦い方」を出せていないのではないか。犠打数はこの日で12球団トップの61だが、機動力を生かした攻撃を展開できていない印象を受ける。
今後の展望
連敗中は全てビジターゲームであり、パ・リーグ本拠地試合で指名打者制だったことが影響しているのかもしれない。17日のロッテ戦から甲子園6連戦が控えている。仕切り直しに期待したい。