【甲子園】柳田大輔氏が山梨学院をサポート!20年の球縁が導いた新たな挑戦
元幕張総合監督の柳田大輔氏が山梨学院をサポート。20年の球縁が新たな挑戦へと導いたストーリー。

柳田大輔氏の新たな挑戦
2025年8月16日、甲子園球場で行われた第107回全国高校野球選手権大会の3回戦。山梨学院が岡山学芸館を14-0で圧倒し、勝利を収めた。その一塁側スタンドで、山梨学院を熱心に応援していた人物がいた。それが、元幕張総合高校監督の柳田大輔氏(42)だ。
20年の球縁
柳田氏は2025年3月まで千葉県立幕張総合高校の監督を務めていたが、人事異動により現場を離れ、千葉県総合教育センターに異動となった。しかし、野球への情熱は変わらず、この春から山梨学院のサポートを開始した。そのきっかけは、20年前の球縁にあった。
吉田洸二監督との出会い
柳田氏が山梨学院の吉田洸二監督と出会ったのは、2005年のこと。当時、柳田氏は駒澤大学の一般学生で、高校野球の監督になる夢を持っていた。長崎県立清峰高校の強さに魅了され、その秘密を知るために長崎を訪れた。そこで吉田監督と出会い、その後の交流が始まった。
山梨学院へのサポート
2025年5月、柳田氏は吉田監督に退任を報告するために山梨学院を訪れた。その際、吉田監督から「もしよかったら、ウチを手伝ってくれませんか」とオファーを受けた。柳田氏は即座に承諾し、関東を中心に「好プレーヤーの卵」の情報を提供する役割を担うことになった。
甲子園での思い
甲子園のスタンドで山梨学院の選手たちを見つめる柳田氏は、「これまで甲子園大会は見るもので、別世界の舞台だったんです。でもやっぱり、行くものなんだなあって。今は監督さんと部長先生に、日本一になってもらうためのお手伝いをしたい…その思いしかありません。恩義を感じていますので」と語った。
球縁が導いた人生
柳田氏の人生は、球縁によって導かれてきた。今度は柳田氏が、人と人とを結ぶ番だ。現場が似合う人である彼の新たな挑戦が、これからも続いていく。