早大・伊藤樹の魂の連投で3連覇へ!明大との優勝決定戦に挑む
早大の伊藤樹投手が連投で試合を締め、3連覇への望みをつなぐ。明大との優勝決定戦が注目される。

早大・伊藤樹の活躍
2025年6月1日、神宮球場で行われた東京六大学野球の試合で、早稲田大学(早大)が慶應義塾大学(慶大)を6-5で下し、2連勝で3連覇への望みをつないだ。この試合の鍵を握ったのは、今秋のドラフト候補でもある伊藤樹投手(4年・仙台育英)だった。
伊藤樹の連投
伊藤は1回戦で8回2失点と好投し、その後も救援で試合を締める大役を果たした。9回2死一、三塁のピンチで、一塁側ブルペンから駆け出した伊藤は、代打・吉野に対し内角を攻めた直球が死球となり満塁に。しかし、動揺することなく、次打者を全球スプリットで一飛に仕留め、試合を締めた。
監督の信頼
小宮山監督は「使いたくなかったけど、勝たなければ次はなかったので」と伊藤に託した思いを語った。伊藤は「エースが抑えないといけない場面だった」と冷静に試合を振り返った。
今後の展望
3日には明大との優勝決定戦が行われる。昨秋の優勝決定戦では伊藤が完封で春秋連覇を導き、今春5月19日の対戦ではノーヒットノーランを達成するなど、明大にとっては“キラー”とも言える存在だ。伊藤は「勝てるようにゲームを作ることが僕の仕事」と意気込みを語った。
リーグ戦の結果
リーグ戦は全日程が終了し、立大・山形球道外野手(4年・興南)が打率・444、5本塁打、17打点で三冠王に輝いた。最優秀防御率は明大・毛利海大投手(4年・福岡大大濠)で1.34だった。
結び
早大の3連覇へ向けて、伊藤樹の活躍が鍵を握る。明大との優勝決定戦は、今シーズン最大の見どころとなるだろう。