菊池雄星、英語でメディア対応!ダルビッシュ有との共通点とその背景
菊池雄星がMLBでのメディア対応で英語を駆使。ダルビッシュ有との共通点やその背景を探る。

菊池雄星の快投と英語対応
2025年6月9日、エンゼルスの菊池雄星投手が地元戦で先発登板し、メジャー自身最長の5回1死までパーフェクトを達成。今季最長の7イニング1/3を1安打無失点の快投で2勝目を挙げた。104球も今季最多で5奪三振、1四球と好投を見せた。
試合後のメディア対応
試合後、菊池は米メディアの囲み取材に対応。地元中継局ファンデュエルSNウエストによれば、米メディアからの7つの質問全てに対し、菊池は大島祐輔通訳を介さずに直接回答。自身のコメントについては、通訳してもらった。
英語対応の背景
菊池は2019年のマリナーズ入団会見で、高校時代から大リーグの舞台を夢見て英語を勉強してきたと明かし、米メディアからの質問にも英語で回答。ブルージェイズ時代の2023年は、カナダ紙グローブアンドメールが「菊池雄星は英語の日常会話は全く問題がない」と報じ、同年は通訳なしで単独インタビューに英語で受け答えする動画も出回っている。
ダルビッシュ有との共通点
パドレスのダルビッシュ有も囲み取材に英語だけで対応することがあるのは有名だが、現役時代のイチローさんも、当時から英会話は完璧だったとされる。米メディアの質問に日本語で答え続けたのは「自分の意図やニュアンスを正確に伝えるため」だと本人が語っている。
メディアの反応
同局のパトリック・オニール・アナウンサーが「ユーセイは全ての質問を理解しています。そうですよね? ということは、彼は英語をしゃべれるんだけど、通訳の人がちゃんとお給料をもらえるように、答えは英語に訳してもらってるんです。それって大事ですよね?」と振ると、ギャレット・アンダーソン解説者は、笑いながら「うん、それはすごく大事だね」と同意。
さらに「でも同時に、第2言語で自分の意図を完全に伝えるのはかなり難しいから、回答に関しては通訳の人にやってもらっているってことだろうね」と付け加えると、同アナウンサーは自嘲気味に「ええ、間違いなくそうでしょうね。ちょっとジョークを言ってみただけですよ」と語った。