菅野智之の熱投でオリオールズが勝利

2025年7月10日（日本時間11日）、MLBダブルヘッダー第2試合でオリオールズがメッツを7-3で下しました。オリオールズの菅野智之投手（35）が先発登板し、6イニングを4安打3失点で7勝目（5敗）を挙げました。

初回の苦戦から復活

菅野は初回、連打を浴びて2失点を許しましたが、その後は持ち直し、6イニングを投げ切りました。シンカーが最速153キロをマークするなど、全6球種の平均球速がシーズンを上回り、2失点以降は打者9人連続でピシャリと抑えました。

地元メディアの絶賛

地元中継局MASNのベン・マクドナルド解説者は、「ベテランらしいマウンドだった。1回に連打スタートからわずか打者4人で2点を失ったが、そこからきっちり『シャットダウン・モード』に切り替え、9者連続凡退で、最後の5イニングはわずか1失点。ビッグタイム（一流）だった」と絶賛しました。

復活の意義

相方のケビン・ブラウン実況は、「菅野のクオリティースタートは6月3日までさかのぼらなければなりませんが、きょうそれを達成しました。前回登板までの5試合は22イニング⅓で40安打、23失点、防御率8・87。是が非にも欲しかった『復活登板』を、きょうやってのけました」と述べました。

試合後の反応

試合後、菅野はホーム観衆のスタンディングオベーションに帽子を取って掲げ、応えました。この勝利は、彼にとって大きな復活の一歩となりました。