ドジャース、MLB27年ぶりの不名誉記録を更新:1シーズン2度の6戦スイープ
ロサンゼルス・ドジャースがMLB27年ぶりの不名誉記録を更新。1シーズンで2度の6戦スイープを喫し、球団史上初の屈辱を味わった。

ドジャースの不名誉な記録
ロサンゼルス・ドジャースは、現地8月13日にロサンゼルス・エンジェルスに5対6で逆転負けを喫し、同カード3連敗となっただけでなく、今季エンジェルスとの通称“フリーウェイ・シリーズ”で6戦全敗の屈辱を味わった。
過去の記録
米野球データサイト『Baseball Reference』のジェシカ・ブランド氏によると、ドジャースが過去に6戦以上のシーズンスイープを喫したのは、1994年のアトランタ・ブレーブス(6敗)、2006年のセントルイス・カーディナルス(7敗)、今季のミルウォーキー・ブルワーズ(6敗)のみ。ちなみに同一シーズンに複数回許したのは今回が初だという。
MLB公式サイトのデータ
MLB公式サイトのサラ・ラングス記者もXで興味深いデータを紹介。前年のワールドシリーズ制覇が6試合以上のシーズンスイープを経験したのは、1998年のフロリダ(現マイアミ)・マーリンズ以来27年ぶりだと伝えた。
マーリンズの例
同年のマーリンズはシンシナティ・レッズ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ブルワーズの3チームに全敗。しかし当時は投打の主力選手を次々と放出する「ファイヤーセール」を決行した時期で、シーズン成績は54勝108敗でMLBワーストの散々な結果だった。ゆえに、ワールドシリーズ連覇を目指す今季のドジャースが同じ記録を達成するのは異例中の異例といえる。
球団史における珍しい記録
6戦シリーズの歴史が浅いとはいえ、球団史でも珍しい6戦スイープを1シーズンで2度も献上してしまったドジャース。これは偶然なのか、それとも...。いずれにせよ、大きな汚点として記録が残ったことに変わりはない。