菅野智之の魔球がMLBを席巻!打者を翻弄した珠玉のスイーパー
菅野智之が投じた美しいスイーパーが打者を混乱させ、三振に追い込んだMLBの一戦を詳しく解説。

菅野智之の魔球がMLBを席巻
8月14日(日本時間8月15日)、ボルティモア・オリオールズ対シアトル・マリナーズの試合で、菅野智之が投じたスイーパーが話題を呼びました。5回表、無死二塁の場面で打席に立ったミッチ・ガーバーに対して、菅野は初球から3球続けて外角低めのボールゾーンへ直球とスライダーを投じ、カウント3-0とボール先行となりました。
しかし、4球目に真ん中やや内寄り、高めへと投じた150km/hの直球で見逃しを誘い、カウントを整えにかかります。続く5球目は、真ん中低めのボールゾーンへと沈む144km/hのカットボールで空振りを誘い、フルカウントに持ち込みました。
そして勝負の6球目、菅野が投じたのは外角低めのボールゾーンへと鋭く曲がり落ちる138km/hのスイーパー。これを果敢に打ちにいったガーバーでしたが、美しい回転で滑らかに、かつ、鋭く曲がり落ちるその独特な軌道に惑わされ、空振り三振に。ガーバーは、バットで捉えられなかったことを悔むような表情を見せつつ、足早にベンチへと引き上げていきました。
ファンの反響
菅野が披露した“珠玉のスイーパー”にファンからは「すげえw」「軌道エグい」「バットを避けていくみたいだな」「回転が美しすぎる」「見とれてしまうな」「来るとわかってても打てない」「これはエース」といった様々な反響が巻き起こりました。
ガーバーの経歴
ちなみに無念の三振となったガーバーといえば、ミネソタ・ツインズ時代の2019年に、当時、ロサンゼルス・エンゼルスに所属していた大谷翔平とのクロスプレーで足を負傷し、およそ半月もの間離脱した関係で、93試合の出場に終わったものの、31本塁打・67打・OPS.995という好成績を残し、シルバースラッガー賞を獲得したことでもある“打てる捕手”として知られています。しかし、そんなガーバーをして菅野が投じた“珠玉のスイーパー”は、そう易々と捉えられるものではなかったようです。
今後の期待
菅野智之のこの魔球は、今後の試合でも大きな武器となることでしょう。彼の投球スタイルと技術が、MLBでさらに高い評価を受けることが期待されます。