【熱闘・福岡大会】松尾航輝137球の魂! 酷暑越えたサヨナラ劇弾 福岡工が甲子園への扉を叩く
甲子園常連・福岡工が筑紫丘との死闘をサヨナラ勝ちで制覇。エース松尾航輝が137球の熱投でチームを引っ張り、2年・川崎哲平の劇的打撃が決勝点。気温35度超の過酷な環境下で繰り広げられた熱戦の全貌。

試合の流れ
1回表 筑紫丘・岡本翔投手が5四球で乱調。福岡工が2点を先制する好発進。
6回裏 無死満塁の大チャンス! しかし筑紫丘・林凜太朗投手の粘投に阻まれ無得点。
8回表 松尾航輝が被安打で同点に追いつかれるも、マウンドで「行かせてください」と監督に直訴。
9回裏 2死二塁の絶体絶命! 川崎哲平(2年)が左前へ鋭打「絶対に決めます」の誓いを実行。
選手の奮闘
🔥 松尾航輝(3年)
- 137球完投:8回2失点9奪三振
- マウンド上で足痙攣→給水後も継投拒否
- 「甲子園で投げるためならこの暑さなんて」
💥 川崎哲平(2年)
- サヨナラ打で初戦MVP獲得
- 「松尾先輩の背中を見て覚悟を決めました」
酷暑との闘い
☀️ 環境データ
- 気温:35.8℃(マウンド上は40℃超)
- 水分補給:計6回(審判指示)
- 選手救護:両校計9人(足痙攣・脱水症状)
⚡ 試合中断
- 3回表:筑紫丘遊撃手が脱水で退場
- 5回裏:福岡工三塁手がマウスピース溶融
- 7回表:主審が熱中症疑いで交代
甲子園への道
福岡工は1958年春以来67年ぶりの全国切符獲得を目指す。松尾は「この暑さを乗り越えた経験が必ず生きる」と意気込みを語った。次戦は11日、久留米球場にて大牟田高と対戦。