大の里、無傷の11連勝で最短13日目に優勝決定!横綱昇進も目前に
大相撲夏場所で大の里が無傷の11連勝を達成。最短13日目に優勝決定し、横綱昇進も目前に迫る。九重審判長も称賛した勝利の秘訣とは。

大の里、無傷の11連勝で最短13日目に優勝決定
大相撲夏場所11日目、大関・大の里が初日からの連勝を自己最多タイの「11」に伸ばしました。2敗の小結・若隆景を寄り倒しで下し、過去2勝2敗の巧者をねじ伏せました。これにより、大の里は最短で13日目に2場所連続優勝を決定し、横綱昇進を大きく引き寄せました。
九重審判長も称賛した勝利の秘訣
九重審判長(元大関・千代大海)は、大の里の勝利について「一つの動作が勝ちを呼び込んだ。若隆景があの形で負けるのは想像できない。一つ一つの技術が高い」と手放しで称賛しました。大の里自身も「危なかったけど流れでいった」とコメントし、集中力の高さを強調しました。
横綱昇進への道
大の里は自己最長タイの11連勝で綱取りも視界に入り、最短で13日目の優勝決定となりました。横綱審議委員会の推薦内規は「2場所連続優勝か、それに準ずる好成績」とされており、大の里の活躍が期待されます。
夏場所の盛り上がり
夏場所の館内も大の里の綱取りで連日にぎわっています。特に「大の里弁当」は人気で、両国国技館開催の初、夏、秋場所では大関以上になるとしこ名を冠した弁当が発売されます。来場所までに昇進すれば秋場所では綱を締めた表紙に変わる見込みで、関係者も「こんなに早く表紙が変わるのは異例」と驚きを隠せません。
師匠の期待
師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)は「出来れば(若隆景戦のような)ああいう相撲は取ってほしくない。勝って反省してくれれば」と得意の形で攻めきることを求めました。大の里も「こういう形で勝ったので、また集中し直したい」とコメントし、さらなる高みを目指しています。
文句なしの内容で最高位へと駆け上がる大の里の活躍に、今後も注目が集まります。