聖光学院が4年連続甲子園切符!5戦4逆転劇で挑む『春の雪辱』
聖光学院野球部が前人未到の4年連続甲子園出場を決断!5試合中4試合で逆転劇を演じる驚異の粘りで会津北嶺を撃破。春季大会のリベンジへ向けた熱い戦いの軌跡を徹底解説。

鋼の精神力が生んだ奇跡の逆転劇
第107回全国高校野球選手権福島大会決勝で聖光学院ナインが示したのは、まさに『逆境を糧にする』という言葉そのものの戦いぶり。6回表1点ビハインドの絶体絶命の状況で、4番・竹内啓汰中堅手(3年)が放った左前適時打が逆転の狼煙に。この回だけで7安打6得点の大爆発で、会津北嶺の勢いを一気に断ち切った。
数字が物語る驚異の勝負強さ
- 大会通算得点:48得点(平均9.6得点/試合)
- 逆転勝利試合:4試合(準々決勝・準決勝含む)
- 最終回得点率:全得点の38%
斎藤監督の采配哲学
「特別な空気に飲まれるな」と常に選手に説き続けた斎藤智也監督(62)。準決勝・光南戦では2回に5点差を追い上げ、8回に逆転を決めるなど、戦術面でも新境地を開拓。データ分析を駆使した代打起用や、走塁戦略の多様化が勝利に直結した。
甲子園へのラストミッション
主将の竹内啓汰選手は決勝戦後「このチームには、どんな逆境でも折れないDNAが刻み込まれています」と熱く語る。春季大会で果たせなかった日本一への執念が、夏の甲子園でついに結実する時が来た。