【F1カナダGP】角田裕毅、最後尾スタートから12位奮闘も3戦連続ノーポイント

F1カナダGPで角田裕毅は最後尾スタートから12位に奮闘したが、3戦連続で入賞を逃す結果となった。

角田裕毅の奮闘

2025年6月15日、モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットで開催されたF1第10戦カナダGP。レッドブルの角田裕毅は、最後尾の18番手スタートから12位でフィニッシュした。ハードタイヤでスタートし、1ストップ作戦を採用。一時は10番手まで順位を上げたが、56周目にタイヤ交換を行い15番手に後退。その後2台を抜き12位でレースを終えたものの、3戦連続で入賞を逃す結果となった。

予選での苦戦

前日の予選では11番手を獲得していた角田だが、フリー走行3回目での赤旗中断中の追い越しにより10グリッド降格処分を受けた。これにより、決勝レースは最後尾からのスタートを余儀なくされた。

角田のコメント

レッドブルレーシングの公式インスタグラムで公開された動画で、角田は「18番手スタート、またしてもグリッド最後尾からで、大して何もできなかった」とコメント。しかし、「ペースは悪くなかった。少なくとも前回までのレースよりは良かったと思う。だからポジティブだ」と振り返り、「ベストを尽くしたけど、セーフティカーが入ってくるのをちょっと待っていた。まあ、それだけだ」と肩をすくめた。

レース結果

メルセデスのジョージ・ラッセルが1時間31分52秒688でポール・ツー・ウインを達成し、今季初勝利を飾った。2位には昨季までカナダGPで3連覇していたレッドブルのマックス・フェルスタッペンが入り、3位にはメルセデスの18歳、アンドレアキミ・アントネッリが自身初の表彰台を獲得した。F1公式サイトによると、18歳294日での表彰台はフェルスタッペン、ランス・ストロールに次ぐ歴代3位の若さ。イタリア人ドライバーの表彰台は2009年日本GP2位のヤルノ・トゥルーリ以来の快挙となった。

決勝順位

  1. ラッセル(メルセデス)
  2. フェルスタッペン(レッドブル)
  3. アントネッリ(メルセデス)
  4. ピアストリ(マクラーレン)
  5. ルクレール(フェラーリ)
  6. ハミルトン(フェラーリ)
  7. アロンソ(アストンマーチン)
  8. ヒュルケンベルク(キックザウバー)
  9. オコン(ハース)
  10. サインツ(ウィリアムズ)
  11. ベアマン(ハース)
  12. 角田裕毅(レッドブル)
  13. コラピント(アルピーヌ)
  14. ボルトレート(キックザウバー)
  15. ガスリー(アルピーヌ)
  16. ハジャー(レーシングブルズ)
  17. ストロール(アストンマーチン)

リタイア

  • ノリス(マクラーレン)
  • ローソン(レーシングブルズ)
  • アルボン(ウィリアムズ)

次に読むべきもの

【速報】2025 F1ベルギーGPスプリント予選!ピアストリがポール奪取、フェルスタッペンとノリスが追撃
F1

【速報】2025 F1ベルギーGPスプリント予選!ピアストリがポール奪取、フェルスタッペンとノリスが追撃

2025年F1第13戦ベルギーGPスプリント予選でマクラーレンのオスカー・ピアストリがポールポジションを獲得。フェルスタッペン、ノリスが続く中、チーム戦略とタイヤマネジメントが勝敗を分けた熱戦の全容をレポート。

技術革新と熾烈な戦い:マクラーレンの圧勝にハミルトンが苦言 F1スペインGPで浮き彫りになった空力開発の深層
F1

技術革新と熾烈な戦い:マクラーレンの圧勝にハミルトンが苦言 F1スペインGPで浮き彫りになった空力開発の深層

FIAの新たなフロントウイング規制下でもマクラーレンが圧倒的速さを維持。ハミルトンが規制強化を「無駄な支出」と批判する中、熾烈な技術開発戦争の実態に迫る。

2025年シーズンに挑むザウバーの覚悟 アウディ移行前夜に進化を続けるF1チームの戦略
F1

2025年シーズンに挑むザウバーの覚悟 アウディ移行前夜に進化を続けるF1チームの戦略

アウディ体制移行を控えるザウバーが2025年シーズンを戦い抜く戦略を解説。新フロア開発の可能性とチーム改革への道程に迫る。

【F1次世代アメリカンドライバー】ジャック・クロフォードのキャデラック移籍交渉に注目! F2ランキング2位の実力者が挑む熾烈なシート争い
F1

【F1次世代アメリカンドライバー】ジャック・クロフォードのキャデラック移籍交渉に注目! F2ランキング2位の実力者が挑む熾烈なシート争い

アストンマーティン育成の期待星ジャック・クロフォードがキャデラックF1との交渉を進展中。現在F2ランキング2位の20歳が挑むF1昇格への戦略と、新規参入チームのドライバー選定最前線をレポート。

【フェラーリ戦略】ルクレールが語る2025年コンストラクターズ2位争いの真意 風洞開発より優先すべきものとは
F1

【フェラーリ戦略】ルクレールが語る2025年コンストラクターズ2位争いの真意 風洞開発より優先すべきものとは

フェラーリのシャルル・ルクレールが2025年シーズン後半戦の戦略を解説。コンストラクターズ2位獲得と風洞開発時間のジレンマに迫り、2026年新規格を見据えたチームの優先順位を分析。

角田裕毅のピットイン遅延が順位に影響、メキース代表が謝罪|F1 ベルギーGP 2025
F1

角田裕毅のピットイン遅延が順位に影響、メキース代表が謝罪|F1 ベルギーGP 2025

2025年F1ベルギーGPで、角田裕毅のピットイン遅延が順位に影響。メキース代表がチームの伝達ミスを謝罪。

ピアストリ、プロストの賞賛に感激!F1チャンピオンとの共通点と進化したレース戦略
F1

ピアストリ、プロストの賞賛に感激!F1チャンピオンとの共通点と進化したレース戦略

マクラーレンのオスカー・ピアストリが、F1レジェンドのアラン・プロストから賞賛を受け、その感想と現代F1の進化について語った。

角田裕毅のF1キャリア終焉?米メディアが予測する永久引退の可能性
F1

角田裕毅のF1キャリア終焉?米メディアが予測する永久引退の可能性

米メディアが角田裕毅のF1キャリア終了を予測。レッドブルとの契約終了後、再びF1の舞台に戻ることは難しいと見られている。

レッドブルの未来の星、ニコラ・ツォロフがFIA F3シルバーストン予選で圧巻のパフォーマンス!
F1

レッドブルの未来の星、ニコラ・ツォロフがFIA F3シルバーストン予選で圧巻のパフォーマンス!

FIA F3第7戦シルバーストン予選で、レッドブル育成のニコラ・ツォロフが最速タイムを記録し、フィーチャーレースのポールポジションを獲得。

レーシングブルズのフィルミングデー&ファミリーデー:イモラでの特別な一日
F1

レーシングブルズのフィルミングデー&ファミリーデー:イモラでの特別な一日

レーシングブルズがイモラでフィルミングデーとファミリーデーを開催。ハジャー、ローソン、リンドブラッドが走行し、チームの結束と未来を祝った。

ペリー・マッカーシーとアンドレアモーダ:F1の影の物語
F1

ペリー・マッカーシーとアンドレアモーダ:F1の影の物語

1992年、ペリー・マッカーシーはF1の影でアンドレアモーダと共に挑戦した。彼の物語は、成功と挫折の狭間で紡がれた。

【F1】角田裕毅、スペインGPで13位も次戦カナダGPへ意欲「改善のアイデアある」
F1

【F1】角田裕毅、スペインGPで13位も次戦カナダGPへ意欲「改善のアイデアある」

F1スペインGPで角田裕毅は13位に終わり、入賞を逃したが、次戦カナダGPでの巻き返しに意欲を見せる。

フェルスタッペン、イギリスGPでの苦戦を語る「笑うしかない状況」
F1

フェルスタッペン、イギリスGPでの苦戦を語る「笑うしかない状況」

フェルスタッペンがイギリスGPでの苦戦を振り返り、マクラーレンとの差を認める。

F1イギリスGP:ニコ・ヒュルケンベルグの初表彰台への執念と戦略的勝利
F1

F1イギリスGP:ニコ・ヒュルケンベルグの初表彰台への執念と戦略的勝利

2025年F1イギリスGPで、ニコ・ヒュルケンベルグが初の表彰台を獲得。19番グリッドからの逆転勝利と戦略的なピットインが鍵となった。

【F1英国GP】フェルスタッペンが6戦ぶりポールポジション獲得、角田裕毅はQ2で敗退
F1

【F1英国GP】フェルスタッペンが6戦ぶりポールポジション獲得、角田裕毅はQ2で敗退

2025年F1英国GP予選で、フェルスタッペンが6戦ぶりにポールポジションを獲得。角田裕毅はQ2で敗退し12番手に。

Load More

We use essential cookies to make our site work. With your consent, we may also use non-essential cookies to improve user experience and analyze website traffic. By clicking "Accept," you agree to our website's cookie use as described in our Cookie Policy.