【F1】角田裕毅、スペインGPで13位も次戦カナダGPへ意欲「改善のアイデアある」
F1スペインGPで角田裕毅は13位に終わり、入賞を逃したが、次戦カナダGPでの巻き返しに意欲を見せる。

角田裕毅、スペインGPで13位
2025年6月1日、バルセロナのカタルーニャ・サーキットで行われたF1第9戦スペインGPの決勝で、レッドブルの角田裕毅は13位に終わった。予選最下位からピットスタートを強いられた角田は、ハードタイヤでスタートした他のマシンと異なり、ミディアムタイヤでレースを開始。早めの3ストップ作戦を実施し、一時は12番手まで順位を上げる場面もあったが、終盤のセーフティーカー(SC)介入により、他のマシンもタイヤ交換を行い、入賞の機会を逃した。
セーフティカー介入が転機
角田はレース後、「セーフティカーが出るまではポイント獲得の可能性があった」と語り、レースの流れを振り返った。また、「今週末は望んでいた結果ではなかったが、仕方ない。今日のペースはまずまずだった。ピットスタートではばん回するために何か違うことをやらなければならなかった」とコメント。スペインGPではグリップに苦しみ、セットアップを試したものの効果が得られなかったことを明かした。
次戦カナダGPへ意欲
しかし、角田は次戦カナダGP(13日)に向けて意欲を見せている。「カナダでは改善できるアイデアはある。週末を通して安定したパフォーマンスをキープすることを目指します」と語り、次戦での巻き返しを誓った。
レース結果
レースはマクラーレンのオスカー・ピアストリがポール・ツー・ウインで今季5勝目を挙げ、同僚のランド・ノリスが2位でフィニッシュ。マクラーレン勢がワンツーフィニッシュを飾った。角田の同僚マックス・フェルスタッペンは終盤にメルセデスのジョージ・ラッセルとの接触により10秒のタイムペナルティーを受け、10位に終わった。
決勝順位
- ピアストリ(マクラーレン)
- ノリス(マクラーレン)
- ルクレール(フェラーリ)
- ラッセル(メルセデス)
- ヒュルケンベルク(キックザウバー)
- ハミルトン(フェラーリ)
- ハジャー(レーシングブルズ)
- ガスリー(アルピーヌ)
- アロンソ(アストンマーチン)
- フェルスタッペン(レッドブル)
- ローソン(レーシングブルズ)
- ボルトレート(キックザウバー)
- 角田裕毅(レッドブル)
- サインツ(ウィリアムズ)
- コラピント(アルピーヌ)
- オコン(ハース)
- ベアマン(ハース) リタイア:アントネッリ(メルセデス)、アルボン(ウィリアムズ) ※ストロール(アストンマーチン)は欠場