【速報】ピアストリがベルギーGPで今季6勝目!角田裕毅は13位に終わる|F1 2025 ベルギーGP決勝
2025年F1ベルギーGP決勝レポート。ピアストリが今季6勝目を飾り、角田裕毅は13位に終わった。大雨の中での激闘を詳細に解説。

大雨の中の激闘、ピアストリが今季6勝目
2025年7月27日、F1第13戦ベルギーGPがスパ・フランコルシャンで開催された。マクラーレンのオスカー・ピアストリが今季6回目の勝利を手にし、ドライバーズランキングのリードを16ポイントまで拡大した。一方、レッドブルの角田裕毅は13位に終わり、入賞を逃した。
天候不順による赤旗中断
決勝当日は「スパ・ウェザー」の異名通り、雨が降ったり止んだりの不安定な天候。FIA F3やFIA F2のレースも雨の影響を受け、F1の決勝スタート直前に再び大雨がサーキットを襲った。44周の決勝レースはセーフティカー先導でフォーメーションラップが行われたが、厳しいコースコンディションと大雨の接近により、レッドフラッグが振られスタート手順が中断された。
レース再開後の展開
1時間20分の赤旗中断後、雨雲が通り過ぎ、路面は徐々に乾き始めた。セーフティカーに先導され、20台のマシンがインターミディエイトタイヤを履いて4周を走行。5周目からローリングスタートで実質的なレースが開始された。ポールスタートのランド・ノリスが首位でターン1を回ったが、ピアストリがケメルストレートでノリスを抜き去り、首位に立った。
タイヤ戦略と角田の苦戦
路面が乾き始めると、後方のドライバーが11周目にピットインし、ミディアムタイヤに交換。トップ勢も翌周にミディアムタイヤに交換したが、ノリスのピットストップが遅れ、ピアストリとの差が約8秒に拡大した。角田はピットタイミングが1周遅れ、7番手から入賞圏外に後退。雨を考慮したセットアップも功を奏さず、ポジションを回復できないままレースが進んだ。
レース結果と今後の展望
ピアストリは今季6回目のトップチェッカーを受け、ドライバーズランキングのリードを16ポイントまで拡大。2位はノリス、3位はシャルル・ルクレールが表彰台に立った。角田は最終的に13位に終わり、ピットタイミングの遅れが痛かったと言えるだろう。今後のレースでの巻き返しに期待がかかる。